打撃スキル

森友哉選手から盗む!バッティングで「タメ」を作るための3つのポイントを解説!

ヘボ球くん
中々強い打球が打てないっす〜。きっと身体が小さいせいっす〜。
ヘボ球くん!強い打球が打てない理由は、身体が小さいことではないぞ!森友哉選手は170cmとプロでは小柄だけど、破壊力のあるバッティングをしているぞ。
うま球くん
ヘボ球くん
それは勇気が出るっす〜!でもどうやってパワーを出してるか知りたいっす。
よしわかった!今日は森友哉選手のバッティングフォームを参考に、強い打球を打つ球の一要素である「タメ」について解説するぞ!
うま球くん
ヘボ球くん
お願いするっす〜!

力強い打球が打てないのは、身体が小さいせいだと悩んだことはありませんか?

野球をするにあたって、体格が恵まれていることに越したことはありませんが、体格は必須条件ではありません。実際に170cm以下でも、森友哉選手や甲斐拓也選手などなどプロで活躍選手もいます。

なので、身体の小さくても技術を身につければ、十分力強いバッティングができるようになるんです!

運動神経や体格などの先天的なことを気にするより、後天的に体得できること(メカニクス:力学)に注力した方が、意味がありますし、野球をもっと楽しめると思います。

そこで今回は、野球歴20年以上の私が、森友哉選手のバッティングフォームを参考に、強い打球を打つために重要な「タメ」について解説します!

こんな方におすすめ

    • 力強い打球が打てない
  • 手打ちや下半身が使えていないと指導される
  • 森友哉選手のパワーの秘訣を知りたい

今回解説するポイントは、誰でも意識して取り組める内容になっています。「タメ」は、強い打球を打つことだけでなく、打率アップにも繋がるので、是非この記事を最後まで読んで、バッティングのレベルアップに繋げてください!

バッティングでよく言われる「タメ」って何?

野球のバッティングは、下半身に着目すると上記の図の通り、テイクバック→踏み込み→スイング(回転)という動作を体重移動をしながら行います。

そして、バッティングにおける「タメ」とは、テイクバックからスイング(回転)の直前まで、軸足側に力を溜めておくことです。

「タメ」の形は、①軸足側に体重を乗せることと、②投手側の足と体幹を軸足側に捻ることで作られます。

体重と捻りで作られた「タメ」の状態をスイング(回転)を始めるギリギリまで維持することで、回転を始めるタイミングで一気に腰を加速させることができ、下半身から上半身へと力が伝わり、力強いスイングをすることができます。

逆に「タメ」ができずに、早い段階で体重が踏み込み足に移動してしまったり、踏み込み足側の腰が開いていってしまうと、下半身の力が発揮できず、上半身だけのスイング、いわゆる「手打ち」になってしまいます。

「タメ」ができると、力強いスイングができるだけでなく、投手が投げるボールを近くまで引きつけることができるので、外角の球や、変化球への対応力も上がります。

力強いスイングができて、投手のボールへの対応力も上がるので、「タメ」はバッティングにおいて重要な要素と言われているんです!

森友哉選手から盗む!バッティングで「タメ」を作るための3つのポイント

それでは、森友哉選手のバッティングフォームを参考に、バッティングにおける「タメ」を作るためのポイントを解説します!

まず、森友哉選手のバッティングフォームを見ましょう。

テイクバック時に軸足に体重を溜めて、右足が着地するまで体重を軸足側に残した状態としています。そして、右足が着地した後、左の太腿を右足にぶつけるように回転して、バットへと力を伝えていることがわかります。

森友哉選手は右足を高めに上げて、右足を大きく前に踏み出すことで、より大きな力を生み出しています。「タメ」を維持した状態で、スタンス(右足と左足の距離)を大きく取るためには、強靭な足腰が必要なので、これが小柄な森友哉選手のパワーの秘訣であり、凄さと言えます。

体幹が良いことに越したことはありませんが、小柄であっても練習・トレーニングを重ねれば、体格に恵まれた選手にも負けないバッティングができる事を森友哉選手が証明してくれてます。

そんな、森友哉選手の「タメ」を身につけるための重要なポイントは以下の3つです!

「タメ」を作るためのポイント

  • 軸足の付け根に体重を乗せる
  • 軸足の爪先と膝を開かない
  • 臀部と足の裏を投手方向に向ける

今回解説するポイントは、誰でも今日の練習から意識して取り組める内容になっています。ただ単に形を覚えて真似をするだけではなくて、このようにすべき理由・目的も含めて理解してから練習に取り組むようにしましょう。

それでは、それぞれのポイントについて解説していきます!

バッティングで「タメ」を作るポイント:①軸足の付け根に体重を乗せる

先ほど「タメ」の形は、軸足側に体重を乗せて、投手側の足と体幹を軸足側に捻ることで作られると説明しました。

そして軸足側に体重を乗せるときのポイントが、軸足の付け根に体重を乗せることです。

ただ単に軸足側に体重を乗せるだけであれば、特に細かいことは意識せずにバランスを軸足側に傾ければいいのですが、バッティングでは身体の捻りも意識しなければいけません。

投手側の足と体幹を軸足側に捻って力を溜めるためには、軸足で捻りを受け止めてあげる必要があります。そして、投手側の足や体幹を捻るときに軸となるのが軸足の付け根なんです。軸足一本で立って、上げた方の足と体を軸足側に捻ってみてください。軸足の付け根で折れ曲がるのがわかります。

軸足側に体重を乗せることと、身体の捻りを両立させるために、軸足の付け根に体重を乗せることを身につけましょう!

上手く軸足の付け根に体重を乗せれると、ユニフォームの軸足の付け根に斜めのシワが入るので、出来てるかどうかは、ユニフォームのシワで判断してください!

バッティングで「タメ」を作るポイント:②軸足のつま先と膝を開かない

1つ目のポイントである「軸足の付け根に体重を乗せる」と合わせて意識をして欲しいポイントが、「軸足のつま先と膝を外側に開かない」ことです。

繰り返しになりますが、「タメ」は軸足側に体重を乗せて、投手側の足と体幹を軸足側に捻ることで作られます。足と体幹を捻るのは、バットをスイングする方向と逆方向に筋肉を引っ張り、筋肉が元に戻ろうとする力を利用して回転速度を上げることが目的です。

足と体幹を捻るときに軸足側が外側に開いてしまうと、筋肉の引っ張れなくなるので、筋肉が元に戻ろうとする力を使うことができません。

また、軸足の膝が外側に開くことで、軸足で地面を踏む力が弱まり、且つ体重も上手く乗せられなくなるので、「タメ」の目的である「力を溜める」ことができなくなります。

そのため、「タメ」を作るときは、軸足の付け根に体重を乗せることに加えて、軸足のつま先と膝が外側に開かないように意識しましょう。

バッティングで「タメ」を作るポイント:③臀部と足の裏を投手方向に向ける

最後は、投手側の足を内旋して(内側に捻って)、軸足の付け根にパワーを溜めるためのポイントです。

「タメ」のポイントである投手側の足の捻りは、軸足を開かないように固定した状態で、テイクバック時に臀部を、踏み込み時に足の裏を投手方向に向けることで生まれます。

1つ目のポイントでも解説しましたが、捻りは軸足の付け根で下半身を折りたたむようなイメージになりますが、軸足を外側に開かずに固定した状態で、臀部を投手に向けることで自然と軸足の付け根で折りたたむ形になります。

踏み込み時に足の裏を投手に向ける目的は、回転を始めるギリギリまで「タメ」た状態をキープするためです。足の裏を投手に向けると投手側の足は内旋された状態になるため、開くことを防げます。

踏み出し時につま先や膝が開いてしまうと、それにつられて腰や肩も開くため、せっかく作った筋肉の引っ張りが解かれて、力が発揮できなくなります。そのため、足を踏み出していくときは、足が着地するまで足の裏を投手に向けて内旋状態をキープしましょう。

足の裏を向け続けることが難しければ、親指で着地するよう意識すれば同様の効果が得られますので、どちらか取り組みやすい方で練習してみてください!

森友哉選手から盗む!バッティングで「タメ」を作るための3つのポイント まとめ

ここまで読んでいただいてありがとうございます。今回、森友哉選手のバッティングホームを参考に解説した、バッティングで「タメ」を作るためのポイントは、以下の3つです!

「タメ」を作るためのポイント

  • 軸足の付け根に体重を乗せる
  • 軸足の爪先と膝を開かない
  • 臀部と足の裏を投手方向に向ける

「タメ」とは、軸足に溜めた力のことで、テイクバックから踏み込んだ足を着地するまで、「タメ」た状態をキープすることで、溜めた力をバットスイングのスピードに上手く変換することができます。

体重を軸足に乗せることと、投手側の足と体幹を軸足側に捻ることで、「タメ」の形は作られるのですが、その形を作るために重要なのが上記3つのポイントでした。

 

今回は、目指すべき形だけではなく、その形をする目的も含めて解説させて頂きました。野球の練習をする際は、「理想の形」と「目的」を理解した上で練習に取り組むことが非常に重要です。この2つが無いと、練習の効率も落ちますし、人からのアドバイスも受け入れて良いのかどうかわからなくなってしまいます。

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