春は気温の変化が大きいので、野球選手にとって服装を選ぶのが難しい季節です。
1日の中でも朝、日中、夕方で気温差があるので、気温変化に対応できるウェア、アイテムを身につける必要があります。
アンダーシャツは、一度着ると脱ぐのがめんどくさいので、長袖を着るべきか、半袖をきるべきか迷うと思います。
そこで、今回は野球歴20年以上の私が、春に身につけるべき野球用アンダーシャツを解説します!
こんな方におすすめ
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- 春の気温変化に対応できるアンダーシャツを知りたい
- いつもどのアンダーシャツを着るか迷う
- 春に向けてどんなアンダーシャツを買えば良いか教えて欲しい
この記事を読めば、春の野球のアンダーシャツ選びに迷うことは無くなるので、是非最後までチェックしてください!
初心者の方は向けに、まず初めに揃える必要がある野球道具をまとめた記事もあるので、初心者の方は是非そちらも参考にしてみてください。
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Contents
2021年春野球用アンダーシャツ:野球にとって春はどんな季節?
まず、春は一年の中で、最も1年の気温差が激しい季節です。最高気温と最低気温の差か10度程度になる日もあります。
また、春の野球は、冬の体力作り・基礎練習からに実戦(練習含む)へ移行していく時期です。
(練習ではメニューにもよりますが)実戦になると、動きが少なくなるので、より寒さを感じやすくなります。
日中は薄着で良くても、朝や夕方の実戦練習でも同じ服装でいると、寒く感じる場合があります。
そのため、春の野球では気温変化に対応できるよう、最も幅広い気温に対応できるアンダーシャツを身につける必要があります。
2021年春野球用アンダーシャツ:アンダーシャツにはどんな種類がある?
アンダーシャツは、以下要素の組み合わせで種類分けされています。
アンダーシャツの要素
- 首回りの形状
- 袖の長さ
- フィット具合
- 素材
それぞれ簡単に解説していきます!
アンダーシャツ種類分け:①首周りの形状
首周りの形状は、主にクルーネック(丸首)、ハイネック、タートルネックの3種類に分かれています。
首回りは流行に流される傾向があり、2021年現在はクルーネックが最も一般的になっています。ハイネックは好みで選ばれ(プロ野球選手でもたまにいます)、タートルネックは現在はほとんどありません。
ちなみに、私が高校野球をしていた時(2009年頃)はタートルネックが流行っていて、夏の大会でもタートルネックが着用されていました。(暑いので完全に見た目が目的です。一応、首の後ろを直射日光から守ることはできます。)
普段着と同じ分類なのでイメージは付きやすいと思いますが、それぞれがどのようなものか以下に補足します。
クルーネック
首元が丸くなっており、首にはかからない形状にです。Tシャツなどでよくみられる形になります。
ハイネック
襟が首に沿って立ち上がった形状となっています。物によりますが、首の半分より下辺りまで立ち上がったものが多いです。
タートルネック
ハイネックより長く襟が立ち上がっており、折り返して着用します。首全体を被う形になります。
アンダーシャツ種類分け:②袖の長さ
袖の長さは、短い順にノースリーブ、半袖、○部袖(○には数字が入ります)、長袖といった種類があります。
夏は半袖、冬は長袖で、春秋は気候に合わせてどちらかを着るのが一般的です。ノースリーブや○部袖は、好みや流行りで選ばれます。
半袖、長袖は省略しますが、ノースリーブと○部丈は以下のような形のアンダーシャツをいいます。
ノースリーブ
○部袖
長袖を10部として、○部袖として長さを表しています。7部袖くらいがよくある長さになります。
アンダーシャツ種類分け:③フィット具合
身体へのフィット感によっても種類が分かれています。
もともとは、通常のTシャツのようなに、特に身体に密着していないものが主流でしたが、アンダーアーマーが身体にぴったりと密着するコンプレッションタイプを打ち出してからは、身体に密着するタイプが主流になっています。
フィット感がある方が、服のダボつきが無く、プレーがしやすいことから、現在は全くフィットしないアンダーシャツは無くなり、軽くフィットするもの(ソフトフィット)か、キツ目にフィットするもの(タイトフィット)に分かれています。(名称はメーカーによって異なるので、ご注意ください!)
アンダーシャツ種類分け:④素材
アンダーシャツは、主に素材で夏用、冬用が区別されています。夏に長袖を着たり、冬に半袖を着る人もいるので、袖の長さでは夏冬の判断ができないんです。なので、いつの季節に対応したアンダーシャツかは、名前や説明を見て確認しましょう。
主に夏用は薄く放熱性能に優れた素材、冬用は厚手で保温/発熱性能に優れた素材が使われます。
2021年春の野球で身につけるべきアンダーシャツの選び方
アンダーシャツの種類は、前項で説明した通り、以下4項目の組み合わせで決まります。
アンダーシャツの要素
- 首回りの形状
- 袖の長さ
- フィット具合
- 素材
なので、各項目の選び方が分かれば、その組み合わせで、自分に合ったアンダーシャツが見つけられます!
これから、2021年春に使えるアンダーシャツの選び方について解説していきます!
アンダーシャツの選び方:①首周りの形状
最初の方でも少し触れましたが、首回りの形状で、2021年現在の定番は「クルーネック(丸首)」です。高校野球やプロ野球の選手を見てもらうと、8〜9割がクルーネックのアンダーシャツを着用しています。
首周りは、身体のパーツの中でも目立つ箇所で、野球のユニフォームにおける数少ないオシャレポイントです。また、首周りの形状はあまりプレーにも影響しないので、流行に左右されます。
私の野球歴の中でも、クルーネック→ハイネック→タートルネック→ハイネック→クルーネックと流行が移り変わっています。そのため、特にこだわりの無い人は、現在の流行りである「クルーネック」を選びましょう。
アンダーシャツの選び方:②袖の長さ
袖は、基本的に「長袖」と「半袖」の2択です!単純に言うと寒い時期は「長袖」、暑い時期は「半袖」ですが、春は温度変化が激しいのでどちらか迷うところ。
私がおすすめするのは、「長袖」のアンダーシャツです!理由は2つあります。
1つ目は、実戦練習や試合では基本的に上着を着用しないためです。上着を着用すると若干動きにくくなることと、試合では着用を禁止されてたりするので、基本上着は着ません。そうなると、半袖では寒くなるリスクがあります。
もう一つは、フィット感と素材を間違えなければ、暑過ぎることはないからです(フィット感と素材については後述!)。極端な話をすると、冬に半袖の選手はいませんが、夏に長袖を着てる選手はザラにいます。
長袖のアンダーシャツが最も気温変化への対応力があるんです!
アンダーシャツの選び方:③フィット具合
袖のところで話しましたが、フィット感の選び方も重要です。春に適したフィット感は「コンプレッション(タイトフィット)タイプ」を選ぶのが良いでしょう。
コンプレッション(タイトフィット)タイプは、暑くなりすぎず、春の気温変化にも順応してくれるメリットがあります。
冬に着る服が温かいのは、身体と服の間の空間に温かい空気を留めているためで、ダウンジャケットのように空気を多く留めておけるほど温かくなります。
アンダーシャツでは、身体にフィットしないタイプのアンダーシャツの方が、身体と服の間の空間が広いので暑くなります。コンプレッション(タイトフィット)タイプは、身体に密着しているため、空間がほとんどなく、暑くなり過ぎないんです。^_^
以上の理由で、春の野球にはコンプレッション(タイトフィット)タイプをおすすめします!
アンダーシャツの選び方:④素材
素材感は、ざっくり夏用・冬用があります。春の野球では、夏用の素材を選びましょう。ただし、ここまで解説してきた通り、長袖であることが前提です。
冬用素材のアンダーシャツでは、昼間の暖かい時間帯に、熱くなりすぎて耐えられません。夏用であれば半袖だと寒い時間帯もありますが、長袖であれば1日の気温変化に対応できます。
夏用素材の長袖であれば、夏に着用している選手もいるほど、暑さにも対応できます(好みはありますが)。
上記の内容を簡単にまとめると、2021年春のアンダーシャツは、「夏用素材のクルーネック長袖コンプレッションタイプ」を買うのが最もオススメです!
2021年春の野球用アンダーシャツ人気おすすめ5選
それでは、2021年春に身につけるべき野球用アンダーシャツ 人気おすすめ5選を紹介していきます。
紹介するのは、先ほど解説した「夏用素材のクルーネック長袖コンプレッションアンダーシャツ」のおすすめ5選です!
オススメ順に紹介しますが、どのメーカーのアンダーシャツも多少の違いはあれど、大幅に劣るものはありません。そのため、迷ったら価格の安いものを選んで貰えればOKです。
2021年春人気おすすめアンダーシャツ:①アンダーアーマー ヒートギア
コンプレッションシャツを生み出したアンダーアーマーの夏用アンダーシャツ。質・価格・デザインの全てが優れています。
吸汗速乾性の高い生地で、快適にプレーできることに加えて、しっかりした生地で密着度が高いため、身体の動きをサポートして疲労軽減の効果も期待できます!
その上に価格も手頃なので、文句無しです。迷ったらアンダーアーマーのヒートギアを選びましょう。
2021年春人気おすすめアンダーシャツ:②ミズノ バイオギア
ミズノのバイオギアは、光沢のあるツルッとした生地が特徴的なミズノの夏用アンダーシャツです。
形状や衣服圧にこだわった作りで、着ているのを忘れるほど快適な着心地です。ツルッとした生地の分、着用時に少しひんやりとするので、気温が低いと着初めは寒く感じるかもしれません。
ただし、機能性は高いので一度着てしまえば、一日中快適にプレーできます!価格はアンダーアーマーより少し高いですが、おすすめ出来るクォリティのアンダーシャツです。
2021年春人気おすすめアンダーシャツ:③アシックス ボディーレイヤー
アシックスの夏用アンダーシャツで、デュアルネックという、前襟がローネック、後ろ襟がハイネックになっているのが特徴です。
吸汗速乾性が高く、涼しく快適に着られることに加えて、色褪せづらく、痛みづらい耐久性の高いアンダーシャツです。
毎日練習する部活生などの、使用頻度の高い選手におすすめのアンダーシャツです!
2021年春人気おすすめアンダーシャツ:④デサント リラックスフィットシャツ
デサントの夏用アンダーシャツで、リラックスフィットが売りのアンダーシャツです。
胸から肩周りにかけて、ゆとりを持たせて動かしやすくし、肘から袖口、裾はフィット感を高めて、ズレたりするのを防ぐ作りになっています。
きついコンプレッションシャツは避けたいという人におすすめのアンダーシャツです。肘から袖口にかけてのフィット感は高いことで、ダサくは見えないのでご安心を。
2021年春人気おすすめアンダーシャツ:⑤ミズノ KUGEKI
KUGEKIは、ミズノのアンダーシャツで最も通気性の高いシリーズです。汗の不快感を最小化して、夏でも快適にプレーできます。
腕、肩周りはフィットしていますが、胴体部分はミドルフィットで、つっぱり感を無くしています。フィット感は好みがありますが、デザインと同様にコンプレッションシャツの締め付け感が好きじゃない人におすすめです!
2021年春の野球用アンダーシャツ人気おすすめ5選 まとめ
ここまで読んで頂いてありがとうございます!今回解説した内容をまとめます!
野球用アンダーシャツは以下4つの要素で構成されていて、それぞれの組み合わせで種類が分かれていました。
アンダーシャツの要素
- 首回りの形状
- 袖の長さ
- フィット具合
- 素材
そして、2021年春に選ぶべきアンダーシャツは、夏用素材でクルーネック長袖のコンプレッション(タイトフィット)アンダーシャツです!
今回紹介したアンダーシャツは、どれもおすすめで、メーカー毎に大きな差はないので、迷ったら私が一番に紹介しているアンダーアーマーのアンダーシャツか、値段で選んで頂ければ間違いありません。
是非今回解説した内容を踏まえて、2021年の春に役立つアンダーシャツを手に入れてください!