最近、健康ブームでテレビをはじめとして、筋トレやランニングなどの運動を勧める情報が世の中に溢れています。
運動は、何となく身体に良いというのはわかるけど、実際にどのような意味があるかわからない人が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、筋トレやランニングなどの運動をした結果、発達する「筋肉」にフォーカスして、その役割と重要性を説明します!!
Contents
なぜ今筋トレやランニングなどの運動が注目されているか
今健康ブームが巻き起こり、「運動」が注目されている理由は、国の政策やビジネスの面を抜きにすると、QOC(Quality of Life:生活の質)が、意識されるようになったからだと考えています。
QOCとは文字通り「生活の質」のことで、どれだけ健康的な身体を維持して、高い生活の質を維持できるかということを意味しています。
簡単に言うと、せっかく平均寿命が延びて、人生が長くなったんだから、その人生を寝たきりで過ごすより、健康体で過ごす方がいいよね?ってことです!
その健康体である確率を上げるために、健康ブームが起き、「ランニング」や「筋トレ」が流行っているのです。
では、なぜ健康体になるためには、運動が必要なの?という点を、運動をした結果発達する「筋肉」の役割から解説します!
「筋肉」の役割って何?
「筋肉」の役割は、大きく4つあげられます。役割を見ていくと、「筋肉」が如何に必要かがわかります!
では、早速解説していきます!
「筋肉」で身体が動かしている
筋肉の一番メインとなる役割は、私たちの身体を動かすこと。
歩いたり、走ったりという意識的な動きから、心拍や呼吸などの無意識下の動きまで、全て筋肉の収縮が原動力となっています。
当たり前だ!!という内容ですが、それだけ「筋肉」が生きる為に重要であることがわかります!
「筋肉」で姿勢を維持している
普通に暮らしていると意識することはありませんが、この地球上で重力を受けながら、身体の姿勢を維持できているのは、「筋肉」のおかげです。
私たちが寝ている時でも、低いレベルではありますが、常に身体の姿勢を維持するために筋肉は緊張を保っています。(この状態を「トーヌス」と言います)
宇宙飛行士が地球に帰ってきて、宇宙船から降りる時に、仲間に支えられながら出てくるシーンがよく見られるます。
それは、宇宙空間の無重力状態では、筋肉が緊張する必要がほとんど無く、著しく衰えるため、地球で重力を受けると身体を支えられなくなってしまうからです。
このように普段意識していないところでも、「筋肉」は活躍しています!
「筋肉」で身体の熱を作る
人間は生命活動を維持するために、体温を37度前後に維持し続ける必要があります。
実は、その体温を維持するための熱の約6割を「筋肉」が生み出しています。
残りの4割は、肝臓、腎臓、脂肪が作り出しているのですが、筋肉が大部分を占めているのは意外ですよね?
「筋肉」で外部の衝撃から身体を守る
筋肉は、身体を外部からの衝撃から守る役割も担っています。
ボクシング選手をイメージしてもらうとわかりやすいですが、彼らはボディブローにたえるため、腹筋を鍛えまくります。
当然筋肉の少ない柔らかいお腹では、身体へのダメージが大きく、鍛え上げた硬い筋肉ほどダメージから守ってくれます。
皆さんはボクサーほど鍛えていないと思いますが、筋肉があることで、内臓などの身体の大切な部分が守られているのです!
※この記事は「東京大学教授石井直方の筋肉の科学/石井直方氏著」を参考にさせてもらってます。興味のある方は読んでみてください。筋肉について科学的に詳しく解説されています。
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まとめ
「筋肉」が人間にとって如何に重要な働きしているかということがわかっていただけたと思います。
「筋肉」が衰えると、解説した重要な働きが低下するので、身体にとっていいはずがありません。
今健康ブームで色々な運動が勧められていますが、身体にとって超重要な「筋肉」が発達することから、身体を動かすことは身体に取ってメリットがあるということです。
運動の中でも、「筋トレ」をするメリットについて、記事を書いてますので、興味のある方は以下のリンクからご確認ください。