野球はテレビでプロ野球や高校野球が放送されるほど注目度の高いスポーツですが、馴染みの無い方にとっては、ルールが難しいと感じるかもしれません。
そんなあなたに向けて、野球歴20年の私が野球初心者でもわかるよう、野球の基本的なルールを解説します!
この記事を読めば、
- 野球の基本ルールが10分で理解できます!
- プロ野球や高校野球の観戦が楽しめます!
- 野球が上手くなる方法も紹介します!
これから野球を楽しみたいあなたは、是非この記事をチェックしてください!
Contents
野球のルールを初心者にもわかりやすく言うとざっくりこんな感じ
野球とは、各チーム最低9人の2チームに分かれ、攻撃と守備を9回交互に繰り返して、点数の多さを競うゲームです。
守備側の投手(ピッチャー)が投げたボールを、攻撃側の打者(バッター)が打ちかえし、走者(ランナー)となってグランドに設置されたベースに向かって走ります。
言葉だけでは分かりにくいので、こちらの動画をチェック!超有名なイチロー選手が打者で、投手の投げたボールを打って、走者となって走っています!
ベースは一塁、二塁、三塁、本塁の4つ設置されており、攻撃側は本塁→一塁→二塁→三塁→本塁の順に進み、本塁に帰ってきたら1点が入ります。
攻撃は守備側に3アウトを取られると終了となり、攻撃と守備が入れ替わります。
そのため、攻撃側は
投手のボールを打って、出来るだけ多くの走者を出して、進めて、本塁に返したい!(点を取りたい!)
守備側は、
打者に打たれないよう、走者に進まれないように守り、点を取られる前にアウトを取りたい!
という、思いのぶつかり合いになります!
まとめ
- 投手がボールを投げる
- 打者がボールを打って、走者となってベースを走る
- 走者が本塁に帰ってきたら1点
- 攻撃は3アウト取られたら終了
- 攻撃と守備を交互に9回繰り返し、点数が多い方が勝ち
野球初心者に向けて基本的なルールを解説!
ここからは、初心者の方が野球を楽しむために、必要最低限なルールをわかりやすく解説します。
これだけ抑えておけば、野球をするのも、観戦するのも十分に楽しめますよ!
野球のルール:人数
野球は最低9人対9人の18人で試合をします。9人以上いる場合は、選手交替ができますが、交替で外れた選手は、その試合では出場できなくなります。
補足と豆知識
ベンチに入れる選手(出場権のある選手)は、各野球連盟で決められていて、高校生以下は18~20名、大学~プロ野球は25名となっています。
高校野球では、地方大会が20名で全国大会(甲子園)が18名となるので、最低2名がベンチを外れることになります。。ここにもドラマがあるんです!泣
野球のルール:塁(ベース)
野球には、本塁、一塁、二塁、三塁という4つのベースがあります。走者は4つのベースを反時計回りに、本塁→一塁→二塁→三塁→本塁の順に進み、本塁に帰ってきたら1点が入ります。
補足と豆知識
各ベース間は、90フィート(27.432メートル)あります。イングランドが起源のスポーツなので、フィートで測られています。
中学生以上になると、塁間は90フィートになりますが、小学生以下は21~23メートルの短い距離とする規定になっています!
野球のルール:回(イニング)
野球では、各チームが攻撃と守備を1回ずつするのを「1回(イニング)」として、9回(イニング)まで繰り返して、点数を競います。
補足と豆知識
9回までで勝敗が決まらない場合は、延長戦となり、10回、11回・・・と勝敗がつくまで、試合を続けます。延長戦は12~15回までとし、再試合とすることが多いです。
ちなみに高校野球の全国大会(甲子園)では、もともと延長戦は無限に続けてましたが、テレビでも有名な「ゆで卵のおじさん」こと坂東英二さんが、甲子園で投手していた時に、25回を1人で投げきったことがきっかけで、延長戦を18回まで(現在は15回まで)で区切ることとなりました。
野球のルール:ストライクとボールとアウト
投手と打者の対戦では、投手がボールを投げた、もしくは打者がバットを振った結果によって、『ストライク』『ボール』が判断されます。
そして、ストライク3つでアウト(三振)、ボール4つでフォアボール(四球)となり一塁へ出塁となります。
※『ストライク』『ボール』の数の状態を『カウント』と呼びます。
『ストライク』となる条件は以下の3つで、それ以外は『ボール』となります。
ストライクの条件
- 投球がストライクゾーンに入り、打者がスイングしなかった場合(見逃し)
- 打者がスイングしてボールに当たらなかった場合(空振り)
- 打者がボールを打ってファウルゾーンにボールが落下した場合(ファウル)
投球が打者の体に当たった場合(死球、デッドボール)は、カウントに関わらず一塁へ出塁となります。
三振、四球、死球になる前に打者がボールを打ち返し、フェアグランドに落ちるもしくは、守備側がボールを捕った場合は、その結果が採用されます。
補足と豆知識
『ストライク』『ボール』は、捕手(キャッチャー)の後ろにいる審判(主審)がジャッジします。
戦時中は英語を使うな!という国の方針から、「ストライク=よし」「ボール=だめ」「アウト=ひけ」というのが徹底されてようです。。
野球のルール:フェアとファウル
打者が打ったボールが飛んだ(地面に落ちた)ところによって、『フェア』か『ファウル』が判断されます。ファールラインの内側がフェアで、外側がファールになります。
フェアの場合はプレー継続で、ファウルの場合は1ストライクにカウントされます。
守備側がノーバウンドでボールを捕った場合は、フェアかファウルに関わらず、アウトになりますが、記録にはどちらで捕ったか残すことになっています。
補足と豆知識
ファウルは、1ストライクにカウントはれますが、ファウルで三振にはならないので、すでに2ストライクの場合は、カウントは変わりません。
ただし、2ストライクの状態でバントをしてファウルになると、スリーバントでアウトになります。バントはスイングするよりボールをバットに当てやすいので、ファウルにできる回数が制限されているんです!
野球のルール:ヒットとホームラン
打球がフェアグランド内に落ち、相手のエラーが無く塁に出ることを『ヒット(安打)』と呼びます。
ヒットはバッターが進めた塁によって呼び方が変わり、バッターが二塁までいけたらツーベースヒット(二塁打)、三塁までならスリーベースヒット(三塁打)、本塁までいければ『ホームラン(本塁打)』と呼びます。
補足と豆知識
それをランニングホームランといいます。イチロー選手が2007年にMLBオールスター史上初のランニングホームランをしたのが特に有名です!
野球のルール:打者(バッター)と走者(ランナー)
打者(バッター)は、1番~9番までの順番で本塁の横に設置された打席(バッターボックス)に入り、投手が投げたボールを打ち返します。
打者は、打つもしくは、四死球で塁に出ると走者(ランナー)となります。走者は①アウトになる、②本塁を踏む、③チェンジになるまで塁に残り、本塁を踏むことを目指します。
補足と豆知識
走者が複数いるときは、打者が打つ前にいた塁の名前を使い、一塁ランナー、二塁ランナー、三塁ランナーと呼びます。打者が打って走っているのはバッターランナーと呼ばれます。
ちょっとややこしいですが、1塁ランナーがいて、打者が二塁打を打った場合、テレビの実況は「1塁ランナーは三塁へ、バッターランナーは二塁まで行きました!」といいます。
野球のルール:内野手と外野手
投手と捕手を除いて、各ベースの近くを守っているのが内野手、ベースから遠い位置を守っているのが外野手です。
補足と豆知識
わかりやすいのが、ピンチの時にタイムを取って、ピッチャーのところに集まっているのが内野手で、遠くでポツンと取り残されているのが外野手です。
守備ではグローブというボールを捕るための道具を使いますが、内野手と外野手でサイズが異なり、細かい動きが必要な内野手は短いグローブ、広い範囲を守る外野手は長いグローブを使います。
野球のルール:投手(ピッチャー)と捕手(キャッチャー)
打者に向かってボールを投げるのが投手(ピッチャー)、そのボールを捕るのが捕手(キャッチャー)です。
補足と豆知識
投手の球速が150km/hを越えるレベルで、投手がサインを間違えると、捕手はボールが取れません。。
野球のルール:アウトとセーフ
野球では、3アウトで攻守が入れ替わります。『アウト』になる条件は以下の通りです。全て挙げるとめちゃくちゃ多いので、主要なものに絞ってます!
打者がアウトになるケース
- 3ストライク(三振)になる
- 2ストライクの状態でバントをしてファウルになる
- 打球が野手にノーバウンドで捕られる
- 打って一塁に到達する前に、守備側がボールを捕って一塁に渡される
走者がアウトになるケース
- 塁を離れている状態でボールを持った野手にタッチされる
- 野手がノーバウンドでボールを捕ったあと、走者が元の塁に戻る前にボールを持った野手にベースを踏まれる
- 塁間を結ぶラインから、3フィート以上離れる
- 前に走っている走者を追い抜く
- 打球が野手に触れる前に走者に当たる
また、走者がアウトになったかどうかを判断するときに、アウトでは無かったことを『セーフ』と呼びます。
補足と豆知識
アウトかセーフかを判断するために、各ベースに審判が置かれ、アウトの場合は親指を立てて手を上にあげ、セーフの場合は両手を左右に広げてコールします。
プロ野球では、2010年度から徐々にビデオ判定が導入されて、2018年度ならは審判では無く、各チームの監督がビデオ判定を求める「リクエスト制度」が始まりました。
野球のルール:打順
攻撃では、1~9番まで順番に打者を出します。その順番のことを打順とよびます。
打順は、点を取るために選手の能力と戦略よって決めていきます。各打順にどんな選手がなりやすいか簡単に解説します。
- 1番→塁に出る可能性が高く、先の塁に進みやすい足の速い選手
- 2番→3~5番にランナーを進めた状態で繋げるために、バントなどの小技もできる選手
- 3番→打撃能力と走塁能力が長けた選手
- 4番→チームで最も打撃能力が高い選手
- 5番→長打力がある選手
- 6番→3~5番に次いで打撃能力が高い選手
- 7番→比較的長打力のある選手
- 8番→打順の中で一番打撃能力が低い選手
- 9番→1番に繋ぐために7~9番の中で塁に出る能力が高い選手
補足と豆知識
一般的な打順の特徴を書きましたが、チームにいる選手の能力や戦略によって打順の考え方は変わります。
メジャーリーグでは、3番に最も打撃能力が高い選手を置きます。また、日米ともに最近は2番打者が優れているチームが優勝していることから、いい選手を2番に置くという考え方も出てきています!
野球のルール:守備位置(ポジション)
野球の守備では、9人がグランドに散らばって守ります。各ポジションは以下の通り名前と番号がついています。
- 投手(ピッチャー)
- 捕手(キャッチャー)
- 一塁手(ファースト)
- 二塁手(セカンド)
- 三塁手(サード)
- 遊撃手(ショート)
- 左翼手(レフト)
- 中堅手(センター)
- 右翼手(ライト)
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補足と豆知識
ポジションは、セットでの呼び方があり、ピッチャーとキャッチャーをバッテリー、一塁手〜遊撃手を内野手、左翼手〜右翼手を外野手と呼びます。
守備位置の番号は、背番号やスコアボードで使われます。高校野球では通常ポジションの番号と同じ背番号を付けます。そのため、1〜9番がレギュラーで、10〜20番が控え選手となり、選手は一桁の背番号をもらえるよう努力するんです!
ルールを覚えた野球初心者が最速で上手くなる練習方法を紹介します!!
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この練習方法は、野球歴20年の私も実際にやっていた練習です!別の記事にまとめましたので、ぜひチェックしてください!
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野球の基本的なルールを解説 まとめ
この記事を最後まで読んだあなたは、プロ野球や高校野球を観るのも、自分でプレーするのも、これまで以上に楽しめるでしょう!
野球はハマればハマるほど奥が深いスポーツです!これで楽しい野球人生のスタートを切れたと思いますので、野球どんどんのめり込んじゃってください!
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